雨の日の夜、クルマやバイク、自転車などと接触しそうになった経験はないでしょうか。
雨傘は黒っぽいカラーが多く使用されており、夜間の視認性は悪いです。
そんな夜間雨天時の事故リスクから、身を守るためのアイテムとして提案したいのが、生地全面に反射機能を備えたリフレクティブアンブレラです。
軽量30デニール生地に3Mの再帰反射素材をプリント。夜間歩行時、ドライバーへの視認性を高める傘です。
カーボンファイバーを用いた、軽量な自動開閉折りたたみ傘です。3タイプのサイズから選べます。
撥水効果が持続する、コーティングを施しています。撥水4級の品質です。
光を光源に向けてはね返すのが再帰反射です。
高品質な再帰反射材である、3M Reflective Material を傘生地全面にプリントしたのが、リフレクティブアンブレラです。
通常ではブラック1色に見える傘は、光が当たると再帰反射デザインが浮き上がってみえます。
再帰反射は数十m離れた場所でもはっきりと視認でき、他者に自分の存在をアピールできます。
【補足】当たった光は光源に向けてまっすぐ反射するので、例えばクルマのヘッドライトが点灯している場合はドライバーに対してのみ視認性が高くなります。別の角度からは反射したようには見えないので、悪目立ちの心配はありません。
反射効果を出すには、ガラスビーズを生地にプリントする必要がありますが、たくさんガラスビーズをプリントしてしまうと、生地全体が重くなってしまいます。
生地が重く感じない程度のプリント分量、そして一定の反射効果とのバランスを考え、デザインしました。
生地そのものは30デニールの軽量生地で、軽さを維持しながら反射効果を出しています。
生地表面には強力撥水が持続するPFOAフリーのEasy-Dry加工がコーティングしてあります。
雨に濡れた後は、傘を2〜3回軽く振るだけで、ほとんどの水滴が落ちます。
【PFOAフリーとは】
ほとんどの傘の撥水にはPFOA(パーフルオロオクタン酸)が含まれております。PFOAは人体に蓄積されやすく、長期に摂取すると健康への影響があると言われております。ストックホルム条約において世界的にPFOAは廃絶の方向です。日本国内において、傘はその対象ではありませんが、アンベル社ではPFOAを含まない生地を率先して生産しています。
Easy-Dryは撥水性が持続する生地コーティングの一種です。
撥水剤をナノクラスの細かい微粒子に改良することで、繊維の奥深くまで浸透し剥離しにくい撥水性を実現しました。
撥水度 等級 |
湿潤状態 | Easy-Dry撥水度 | 一般的な品質基準 | |
洗濯前 |
洗濯20回 処理後 |
|||
5級 | 表面に湿潤や水滴が付着していないもの | |||
4級 | 表面に湿潤しないが、小さな水滴が付着しているもの | ◎ | ◎ | |
3級 | 表面に小さな個々の水滴状の湿潤があるもの | ◯ | ||
2級 | 表面の半分が湿潤したもの | |||
1級 | 表面全体が湿潤したもの |
※撥水試験は、生地を人工的に劣化させるため、洗濯を行います。一般的な品質基準では、洗濯3回後の等級が3級で合格となりますが、Easy-Dryは洗濯前撥水度4級、洗濯20回後でも撥水度4級という高い撥水持続性が第三者検査機関で証明されています
※撥水度の試験はJIS L 1092 スプレー法で実施、洗濯処理はJIS L 1930 C4M 20回繰返し 吊干しで実施
生地はエコテックス®スタンダード100認証工場で生産しています。
350を超える有害化学物質が対象となる厳しい分析試験にクリアした製品だけに認証が与えられ、世界最高水準の安全な繊維製品として認められています。作る人、使う人に安心安全な生地です。
※エコテックスはÖTI-Institut für Ökologie, Technik und Innovation GmbH社の登録商標です
フレームには「究極の軽さ」を追求した、超軽量自動開閉折りたたみ傘 VERYKAL をベースにし、軽さと丈夫さを両立させました。VERYKALシリーズはクラウドファンディングでも人気が高く、海外含めシリーズ累計2,500万円以上を集めたプロダクトで、3タイプのフレームをご用意しています。
傘骨の一部には軽量かつ強度が高いカーボンファイバーを採用しています。カーボンファイバーは、ゴルフクラブのシャフトや釣り竿、航空宇宙分野にも使用されるハイテク素材です。
とにかく軽い傘がいい!という方はVERYKALのスタンダードモデルがおすすめです。
サイズ感はよくある折りたたみ傘と同じ位と考えていただければよいと思います。
VERYKAL LARGEは「軽さも大きさも両方ほしい」という方におすすめします。
ただし骨数が6本ですので、若干生地がふわふわした感じがありますが、普段使いには遜色ありません。
VERYKAL8は、飛び出し防止機能付きのフルスペックVERYKALです。
サイズ感はVERYKAL LARGEに近いですが、8本の骨で生地を支えますので、風に対して安定し、裏返りにくくなります。
VERYKAL |
VERYKAL LARGE |
VERYKAL8 | |
重量 | 180g | 230g | 250g |
親骨サイズ | 54cm | 60cm | 58cm |
親骨本数 | 6本 | 6本 | 8本 |
直径 | 97cm | 107cm | 103cm |
飛び出し防止機能 | ✕ | ✕ | ◯ |
耐風性能 | 15m/s | 15m/s | 15m/s |
カバー面積 * | 6,770cm² | 8,340cm² | 8,300cm² |
※カバー面積は生地の使用面積を計算したものです。実際には傘フレームそれぞれにカーブがあり、そのカーブによって、雨に対するカバー面積は異なります。また数字は見やすくするため、丸めた数値を表示しております。
傘は軽さを求めると、ちょっとした風で傘フレームが折れてしまう場合がありますが、VERYKALフレームは、カーボンファイバーとアルミニウムをベストバランスで組み合わせ、風速15m/sにも耐えることができます。
※耐風試験は傘フレームの強度を客観的に確認するためであり、強風時に傘が壊れないことを意味するものではありません
※試験では徐々に風速を上げていきます。突発的な風に対しては、傘フレームが折れてしまう場合があります
※強風時に傘の使用を推奨するものではありません
VERYKALは開閉操作を1分間に6回の速度で500回行い、開閉操作が円滑かどうかを調べ「異常なし」という、第三者検査機関のエビデンスを取得しています。
※実際の試験では動画のように手は添えず、ボタンで開閉操作を行います。また生地付きの製品で試験を行います。
ゲリラ豪雨などの激しい雨のときに傘を使うと、稀に「伝水」という症状が出ます。伝水というのは、傘の天井部分から傘内部に雨水が染み込んでくる現象です。
一般的な傘は、傘生地を円形状に縫製した「菊座」というパーツを取り付けています。しかし菊座にはわずかな隙間があり、伝水を防ぐには足りません。
菊座素材をシリコンに変更することで、傘生地と石突との間でシリコンワッシャーが密着し、伝水する確率が大幅に下がります。